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服と風景が好きなのんびり冒険者の記録です。

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無慈悲な精霊 

2004.02.25 06:55

メッフリッド
 お前、冒険者か? 俺はメッフリッド、栄えあるアラミゴ解放軍の一員だ。
 今は故郷を追われた哀れな敗残兵……だがな。
 で、冒険者さんが、この俺にいったい何の用だい。

ガリエン
 メ、メッフリッド隊長ッ! ガリエンの奴、傷が膿んで、どえらい熱だ!
 おそらく……今夜が山ですぜ……。
 くそッ! だから、治療が必要だと訴えたってのに!
 この集落の連中は、助けを求める俺たちの声を、一向に聞こうとはしないんだ……。
 冒険者さんよ、頼む。部下が死にそうなんだ!
 アルブレダに、この集落の奴に話を通して、治療させてもらうように言ってくれねェか!?
 
 ……ちくしょう! 故郷を捨て、命からがらここへ辿り着いたってのに、
 なんで、出ていかなきゃならねぇんだ!?
 俺たちが、壊神ラールガーを信じるアラミゴの民だからか?
 グリダニアのやつは、生まれや思想で命を秤にかけるのか!?

ファラムンド
 集落の外に、部下たちを待機させている。
 皆、慣れない森の野営に、心底疲れ果てているんだ。早くなんとかしないと……。

アルブレダ
 なんだって、メッフリッドの部下が!? ……いや、すまないね、私には何もできないよ。
 アラミゴの同胞を見捨てるなんて、できることなら、私だってしたくないよ。
 でも、彼らに手を貸すことは、森の掟に反すること……。
 掟を破れば、私らクォーリーミルの住人だって、この森にいられなくなっちまう。
 私ひとりならいざ知らず、みんなを巻き添えにはできないよ。
 ……この村の道士「シャルリヌ」に談判してごらん。
 外からきたアンタの言うことなら、もしかしたら、聞いてくれるかもしれない。

シャルリヌ
 ふむ、アラミゴのメッフリッドさんたちを救いたいと……。
 ……それは叶わぬ相談かもしれません。これは私の意志ではなく、精霊の意思なのです。
 この黒衣森に流れ着いた外つ国の稀人は、ここクォーリーミルで一晩を過ごし、
 精霊の審判を受けます。精霊に拒否されれば、その者は森に住むことができません。
 審判を受け拒否された者は、森の恵みを享受する資格を失う……。
 それが、この森の古よりの掟なのですから。

メッフリッド
 ち、ちくしょう……何が「精霊の意思」だッ!? そんなもん、クソッ食らえだ!
 森を出て行けッてんなら、出て行くさ!
 でも部下たちは皆、過酷な旅でボロボロなんだ。奴らに、慈悲ってモンはねェのかよ!!

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